沖縄本

『ヤマピカリャーの島―西表島の自然と人間』

ヤマピカリャーの島―西表島の自然と人間 (1985年) (おきなわ文庫〈22〉)作者: 小野紀之出版社/メーカー: ひるぎ社発売日: 1985/07メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (1件) を見る 沖縄地元の老舗出版社ひるぎ社の「おきなわ文庫」シリーズの…

沖縄本の本棚を作りました

以前も少し書きましたが、ブクログという「ウェブ上に本棚」を作るというサービスを利用して「沖縄本」を集めた本棚を作りました。http://booklog.jp/users/poppen38(沖縄本の世界) ブログ右下の本棚パーツからも行けます。 沖縄本の世界 ブクログというサ…

沖縄本の本棚作りました

ネット上の本棚サービス「ブクログ」を使って『沖縄本』の本棚を作っています。このブログの下の方にある本棚のブログパーツから閲覧できます。 蔵書構成の説明などは、来月時間が出来た時に改めてします。とりあえずお知らせまで。http://booklog.jp/users/…

『改訂版 高等学校 琉球・沖縄の歴史と文化』

再び某所で書いたレヴューを少し手直しして掲載。 改訂版 高等学校 琉球・沖縄の歴史と文化作者: 新城俊昭出版社/メーカー: 編集工房 東洋企画発売日: 2009/12/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (4件) を見る 沖縄の高校生向…

『平和通りと名付けられた街を歩いてー目取真俊初期短編集』

某所*1で書いた『平和通りと名付けられた街を歩いて』のレヴューをこちらにも書いておきます。 実はレビューを書いた時も現在もこの本が手元に無い状態なので、もしかしたら内容に勘違いがあるかもしれませんので、気づいたら訂正します。本当は本を見ながら…

『福州琉球館物語』(多和田真介/ひるぎ社)

※本書はすでに絶版で出版社も倒産しており、入手は困難です。古本屋、図書館の相互取り寄せサービスをご利用することをお勧めします。 ※このエントリーは本書が手元に無い状態で記憶だけで書いた部分があり、細かい箇所に間違いがあるかもしてません。 かつ…

『沖縄の市場 文化誌』

沖縄の市場文化誌―シシマチの技法と新商品から見る沖縄の現在作者: 小松かおり出版社/メーカー: ボーダーインク発売日: 2007/09メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見る 那覇の市場通りにある「牧志公設市場」は、特異な市場らしい…

『琉大物語 1947年-1972年』

[rakuten:book:13588137:detail] 琉球大学。沖縄では略して琉大との名で親しまれている沖縄の国立大学であり、また沖縄にとって初の「最高学府」のことである。そして私の母校(笑) 本書は日本の大学の中でも特異な創立の経緯と歴史を持つこの大学が米軍の…

『シマ豆腐紀行 遥かなる<おきなわ豆腐>ロード』

気がつけば、自分はけっこう沖縄関連本や沖縄県産本*1を読んでいるので、他との読書ブログ(・・・このブログは読書ブログだったのか?)と差異化するためにも、「沖縄県産本&沖縄関連本」を紹介するカテゴリを作ってみようかと思います。 ・・・・・・いや…

『沖縄映画論』「『八月十五夜の茶屋』論」について(1)

沖縄映画論作者: 大嶺沙和,四方田犬彦出版社/メーカー: 作品社発売日: 2008/02/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (10件) を見る 『沖縄映画論』 ネット上のとある書評で紹介されていておもしろそうだったので借りてきた。8…

第4章 幕藩体制下の琉球(追記あり)

1、島津氏の琉球侵攻 1578年、豊臣秀吉の妨害によって九州統一に失敗した島津義久は、琉球の支配に固執するようになる。しかし1582年の本能寺の変の後、秀吉は因幡国鹿野城主亀井茲矩に全国統一後、琉球を賜ることを許し、島津義久は大いに焦った。 関白就…

第3章 東アジア貿易圏の中の琉球(後半)(追記あり)

4、優遇策の後退 自由に進貢船が入っていた福州では、次第に風紀が緩み、貿易上のさまざまなトラブルが発生していた。 1471年、琉球国王には許されていなかった龍の紋章を入れた衣服を作った罪で、琉球使臣の蔡エイが福州の刑部に捕らえられた。刑部は違法…

第3章「東アジア貿易圏の中の琉球」(1)

福州に行けるかどうかはちょっと微妙になってきました(泣)。でもいつかは行けると思うので引き続き勉強。・・・ところで! 福州の「福州琉球館」って今では跡形もなくなっていて住宅地になっている、って聞いてましたが、なんだか一部史跡が残っていて福州…

「受け皿」説への疑問

下に『琉球王国』の第二章をまとめてみたのですが。 ブログ主は歴史学をちゃんと学んだことがないのですが・・・どうもこのあたりちょっと納得できない部分があります。以下、あくまで素人考えでちょっと疑問と私見を。 まあ、特に資料的根拠もない単なる推…

第2章『明の成立と琉球王国の勃興』

以下、『琉球王国』の第2章をまとめてみます。1.海禁政策と朝貢体制 1368年、征服王朝である元を倒して洪武帝(朱元璋)が明王朝を樹立した。その頃、日本は南北朝の動乱によって混乱し、倭寇と呼ばれる海賊が壱岐・対馬・北九州を拠点に中国や朝鮮の沿岸…

第一章「グスクの時代」

中国にいる間に福建省の省都・福州に行ってみようと思っている。福州はかつて琉球王国の中国における拠点だった場所なので、一度は行ってみたいと思っていた。 とは言っても、私は実は中国と琉球の関係史をきちんと学んだことがない。いい機会だと思ってちょ…