高江ヘリパッドに動きが出ています。

 
 6月15日の夜10時、沖縄防衛局が建設予定地に重機を運びこもうとしたようです。
 幸いにも重機搬入は座り込み参加者らによって阻止されましたが、夜10時という住民生活無視&作業員にとっても危険な暗闇の中での仕事を強行しようとしたわけです。・・・・・・今の時期って森の中にはハブいると思うんですけどね・・・・・・ハブに咬まれる事故は気づかずに踏んでしまて反撃されるというパターンが多いのですが、これ一つとってもいかに夜間に森に入る行為が危険か沖縄防衛局は(頭いいくせに)理解できないのでしょうか。


 そして、その後も高江にはたびたび沖縄防衛局の車が様子を見に来ているようです。
 やはり防衛局は7月から工事を再開するつもりであったか・・・とやや呆然とした気持ちになっていますが、何とか私なりにがんばってみようと思います。


 7月に入ったら本格的に危機的事態となると思いますので、どうぞ皆様には注目&支援をしていただきたいです。


 なお、15日の様子は以下の申し入れ文に詳しいので、許可を得てこちらに転載します。掲載ブログは「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会(「新宿ど真ん中デモ」)」(http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/)さんです。

 

内閣総理大臣  菅 直人 様

防衛大臣   北沢 俊美 様



申し入れ



 6月15日午後10時、沖縄防衛局が突如、車列を作って高江に北上し、ヘリパッド建設予定地への重機の搬入を強行しようとしました。現場で住民の会が素早く対応し、搬入口に人が集まったため、防衛局のトラックは現場には到着せず、大宜味(おおぎみ)の道の駅でしばらく待機し、けっきょく引き返したと伝えられています。

 3月から6月は、ノグチゲラヤンバルクイナの重要な繁殖時期という理由で、政府みずからが工事をおこなわないと定めた時期です。そのみずから作った制限すら破り、高江の住民のスキをねらって重機を搬入しようとは、関係当局はいったいどこまで卑怯なのでしょうか。

 あらためて確認します。高江の住民が求めているのは、話し合いであり、納得のいく説明です。その要求を沖縄防衛局は無視しつづけ、国はスラップ訴訟(国や大企業による司法制度の濫用)までおこない、ただ民主的な話し合いを求めているだけの高江住民を脅かしつづけているのです。15日のことといい、関係当局はどこまで高江住民を踏みにじりつづけるのでしょうか。とくに中央の政府や防衛省は、沖縄の人どうしにそのようないさかいをさせておいて、現地が疲弊したところで軍事施設を押しつけようと、高みの見物を決め込んでいるわけです。どこまで恥知らずなのでしょうか。

 他方で、北沢防衛大臣は21日の2プラス2で辺野古新基地の滑走路を「V字案」に決めると、13日に仲井真沖縄県知事に一方的につたえました。これもまた、沖縄の人びとと話し合いをしようという意志をまったく欠いた姿勢です。もはや辺野古移設は不可能だという声が、アメリカ政府内ですら出ています。辺野古に執着しているのがむしろ日本政府の側であることは、もはや明らかです。米政府にたいして、辺野古移設の件について「妥協するな」などと、外務省官僚がすがりついたそうではないですか。そこまでしてアメリカの軍事力に取り入り、他のアジア諸国にたいして優位を保ちたいのですか。そういう態度こそ、ますます近隣の国々からの信用をなくし、ますます平和から遠ざかろうとするものでしかない。やがて日本政府がみずからの愚行を直視せねばならないときがくるでしょう。

 以下、申し入れます。



 記



 1. 高江での新たな米軍ヘリパッド建設計画を全面的に中止し、高江住民との話し合いに応じること。

 2. 普天間米軍基地の辺野古移設案を放棄し、普天間基地の無条件撤廃へとかじを切ること。




2011年6月17日

沖縄を踏みにじるな! 緊急アクション実行委員会

http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/20110617/1308310883