12月10日〜29日(1)

 もう詳しい日付も忘れたのでこの間にあったことを適当に箇条書きで。



耳コピ
 知り合いの若い中国人の女の子に日本語のチェックを頼まれた。
 何でもその子はアニオタで、今度アニオタの仲間たちと日本語で「銀魂」の劇をやるのだそうだ。
 その子たちは学校で日本語を習っているというわけではないのだが、銀魂のアニメを見てその一話分の台詞(もちろん日本語)を耳コピーして台本を作ったらしい・・・・・・。
 ・・・すげー、しかもだいたい合っている。


・ピアノ
 以前、日本人の家にホームステイしたことがある中国人の話。
「来たばかりの頃、その家に立派なピアノがあったので弾いてみてほしいと頼んだ。だけど、ピアノを弾ける人はいない、と言われてしまった。ピアノがあるのに誰も弾けないなんてことがあるだろうか、私は嘘をつかれている、この家の人は私と仲良くなりたくないのかもしれない、と思った。でもそれは誤解で、滞在中とても親切にしてくれた。ピアノが弾けないと言ったのは、照れていただけだったようだ。中国人は客が来ると楽しんでもらおうとして賑やかにするけど、日本人は静かに接することもあって、親切には変わりないんだな、と思った」
 なるほどね。
 

・「お」
 日本語を学んでいる中国人からの質問。ちなみにビジネスマン同士の値段交渉というかなり高度な会話を勉強しています。
「『その値段ならお受けできます』という言い方があるけど、『受ける』のは自分の行為なのに「お」をつけるのはおかしいんじゃないでしょうか?」
 ・・・・・・って言うか、あなたよくそこに気がつきましたね。私も最初何がおかしいかわからなかったよ。(辞書で調べたら『「する」「いたす」などの語を伴って、自分の側の動作について、動作の及ぶ相手に対する敬意を表す』ということで自分の行為でも「お」をつけてもいいようだ)


・クリスマス
 ・・・毎年毎年クリスマスは冬コミ前の修羅場でよく休日と重なるので朝からまともに食事もとらず一心不乱に男同士のラブラブものとか書いてどうしても空腹に耐えられなくてコンビニに買い物に行ったらジングルベルとか流れていてちょっと死にたい気分にもなってしまうのだが・・・
 まあ、そんな悲惨な状態じゃなくても一人身には何かと寂しい季節。でもこちらでは、やはり街に多少飾りがあるけど日本ほどクリスマスが強調される雰囲気じゃなくて、一人身でもあまり肩身の狭い思いは感じない。むしろ何故かハロウィンの方が盛り上がっていたよな・・・なんで?


・こんな本見つけた
 もうすぐ図書館の利用者資格の期限が切れるのに、まだ読みたい資料をほとんど読んでいないことに気付き、慌てて毎日図書館に通っている。
 本当は抗日戦争関係の本を読まなきゃならないのだけど、疲れるので息抜きに中国映画史についても調べてたらこんな本見つけた。

『革命歴史題材電影研究論文集』

・・・なんでも中国革命を題材にした映画作品はいかに作るべきか、革命の指導者たちをどう人間的に描くべきかを論じた本で、今まで実際にその手の映画を撮った監督の創作苦労話とかも載っていておもしろかった。

 それと外国人が書いた抗日戦争に関するかなりおもしろそうな本を見つけたのだけど・・・やっぱりこういう本は英語の原文で読むべきかね? 中国で翻訳出版されるに際して、なんか引っかかりそうな箇所が削除されている可能性も無きにしもあらずだし(まあ基本的には大丈夫だと思うけど)。調べたらその本の英語版(原文)が日本の国立国会図書館にも所蔵されていた。
 ・・・・・・でもねぇ・・・・・・私、英語は・・・英語はぁぁ!! 英語よりもまだ中国語のほうが読める人だからなぁ。中国語の会話あまりできないけど「中国語が難しいなら英語で話ましょうか?」と言われても「すいません、中国語もよくわからないけど英語はもっとわからないので」とか言うしかない人だからな。