12月10日〜12日29日(2)


腊肉汁夾

 西安料理店にて8元。
 中国式ハンバーガー。でも歴史は古く原型は秦代からあるらしい。
 「腊」は干し肉の意味だが、汁につけて味付けし、細かく刻んだ豚肉を「餅」という中国式パンに挟んで食べる。「餅」は日本で言う「モチ」ではなく、こねた小麦粉を円盤状に伸ばし、焼いたり蒸したりした食べ物の総称。
 挟まれた刻み肉は柔らかくて、したたるほどの量でもなくほどよく肉に絡ませた汁の味は、醤油を少し煮詰めたような味に似ている? 食べやすい。
 店によって肉以外にも辛く味付けした刻み野菜を挟んだりもするが、肉だけのほうがシンプルで良い。


・刀削面
 西安料理店にて13元。
 本当は山西省の名物らしいが、西安でも人気の麺。
 刀で豪快に切り落とした麺が特徴。なので一本一本の麺の形はいびつだが、他のとは一味違う歯ざわりがおいしい。汁はほのかに辛い(中国料理においては「辛い」の範疇にも入らない程度の辛さである)。具は牛肉か羊肉が一般的だが、羊肉が大丈夫ならそちらの方がお勧め。


・玉米餅

北京料理店にて2元。
「玉米」はトウモロコシの意。一言で言うと、とうもろこしパンケーキ。ほのかな甘みがあっておいしい。
 ちなみによく街中で煮トウモロコシが売られているが、スイートコーンとは品種が違うらしく、見事なまでに何の味も無い。


・紅棗ホットティー
 ケンタッキー(笑)にて。中国語でケンタッキーは「肯徳基」と書く。
 中国のケンタッキーの冬季限定商品? 紅棗の甘酸っぱい味がおいしい。けっこう砂糖が入っていそうでかなり甘いのだが、不思議と「甘ったるい」感じはしなくて飲みやすい。身体も温まる。