東村高江ヘリパッドに行ってきた

 辺野古のことが話題になっていますが、もう一つ(だけじゃないけど)重要なのが、沖縄県北部の東村高江の米軍施設内への新ヘリパッド建設です。
 この増設されるヘリパッドは、高江の村を取り囲むような形で建設され、沖縄の水ガメであり豊かな自然を持つ当該地域への環境への影響などが問題にされているだけでなく、欠陥機・オスプレイが配備されるのではないかとのことで、住民生活への脅威にもなる可能性が高いのです。


 これに対し、2007年から高江住民や県民らによって座り込みによる工事阻止の運動が行われています。そして防衛施設局などは、この運動に対して裁判を起こし住民を訴えるなど、由々しき事態を引き起こしています。にも関わらず、日米同盟の関係で取りざたされることの多い辺野古とは違い、高江で起きていることはまだまだ県外の多くの人々に知られていません。

詳しく(もないけど)はこちら
http://d.hatena.ne.jp/poppen38/20100203/1265131204


 その高江に、×月前のことですが、初めて行ってきました。・・・・・・私もずっと行かなきゃ行かなきゃと思いつつ、なにしろ超遠いもので(中南部から北部の辺野古に行くのも時間がかかるが、高江はその辺野古よりさらに車で1時間以上北にある)、何度か目指しつつも途中で時間がなくなったりで挫折しっぱなし。・・・・・・今回は短時間しか滞在できなかったとはいえ、とにもかくにも初めて高江にたどり着きました。

 で、撮ってきたのが以下の写真。(いつもながら携帯なので画像悪い)
 実に運よく、高江にある基地のゲートからホバリングする米軍機が見れました。


ゲートより。至近で見れた。

この状態で長時間。





 高江の現状を聞くと、不思議なことに今年に入ってから工事については何も進展していないらしいとのこと(業者や工事に必要な機材を運び込むのにどうしても使わなければいけないゲートを住民らは見張っているため、進捗状況が把握できる)。
 なので、座り込みをしていた住民らもその見張るべきゲートに一人か二人だけ見張りに置いておいて、普段は生業・生活に戻り何か動きがあった時に集まることにしようとしているとのこと。
 どうやら当面は現地よりも、防衛施設局が起こしている「通行妨害」で住民を訴えている訴訟の方が焦点化されるもよう。


 ところで、最近、ゲートの近くにリュウキュウイノシシが現れるそうだ。

 リュウキュウイノシシ! 猪鍋! ・・・・・・・・・・・・・・じゃなくて、リュウキュウイノシシはまだモノホンを見たことがないので、ぜひ見たいと思って待ち構えていたり探し回ってみたりしたが・・・会えなかった。残念!

 代わりにノグチゲラは発見したけどね。木をノックする音がかなりビートだったぜ。

 
 帰りは1年以上ぶりの辺野古(帰国後初)。やっぱりきれいだよな〜。愛しい。