中国

今日は「九・一八」ですね

ちょっと仕事が忙しすぎて、三日ほど寝ていません。 こんなに寝ていないのはコミケ前修羅場でもそうめったにないことです。 で、気力がもうほとんどないのですが、今日は9月18日なのでちょっと簡単に書いときます。 1931年9月18日、満州事変が勃発してから今…

林彪の生まれ故郷に行ってきた(写真追加)

湖北省武漢に行ってきました。 そして、中国革命で活躍した軍人であり、毛沢東の後継者に指名されたけど、いろいろあって林彪事件で死亡し、今は反革命・大叛徒という評価を受けている、ついでに中共が誇るツンデレ・ブラコン・無口無表情キャラである、林彪…

福州と泉州

長くなりましたが、今回で最後にします。*1 中国なのにやたらちっこい遺跡やどぶ川ばかり見せられてもつまらないでしょうし、今度はもっと普通っぽいのをいくつか。 福州大ガジュマル 多くのガジュマルが植えられているため、福州はガジュマルを意味する「榕…

泉州琉球館と聚宝街(福建旅行4)

泉州琉球館(来遠駅) さて、「天后宮」を後にして「来遠駅」こと「泉州琉球館」を探しに行くことにしたのだが、その手がかりは三つ。一、「泉州海外交通史博物館」の何十年前かの跡地写真→川沿いにあることしかわからない。しかも市内に数多くあるどの川か…

泉州海外交通史博物館と天后宮(福建旅行3)

泉州は、泉州湾の奥の晋江の左岸に位置し、唐代には多くのイスラム商人が来航して外国人専用の居留地「蕃坊」を拠点に交易活動をしていた。南宋以降、都市人口が五〇万人に達し、元代には中国第一の南海貿易港として世界的に有名となり、マルコ・ポーロやイ…

福州琉球館と琉球墓園(福建旅行2)

福州琉球館 琉球館は城外東南部の水部門の外に位置していた。古来、進貢してくる外国人に省城内部をうかがわせないため、諸藩貢使の館舎は必ず城外に置く慣わしであったという。明代高岐の『福建市舶提挙司志』には、琉球館は前庁が三間(室)、渡唐役人の寝…

番船浦と万寿橋(福建旅行1)

春節の真っ只中、2月14日〜18日に福州&泉州に行って来ました。 今回のメインは福州と泉州の琉球関係の史跡を訪ねること。 まず、福州の琉球関係史跡「番船浦」「万寿橋」「福州琉球館」「琉球墓園」についてレポートしていきます。 またどれも大変見つけに…

第4章 幕藩体制下の琉球(追記あり)

1、島津氏の琉球侵攻 1578年、豊臣秀吉の妨害によって九州統一に失敗した島津義久は、琉球の支配に固執するようになる。しかし1582年の本能寺の変の後、秀吉は因幡国鹿野城主亀井茲矩に全国統一後、琉球を賜ることを許し、島津義久は大いに焦った。 関白就…

第3章 東アジア貿易圏の中の琉球(後半)(追記あり)

4、優遇策の後退 自由に進貢船が入っていた福州では、次第に風紀が緩み、貿易上のさまざまなトラブルが発生していた。 1471年、琉球国王には許されていなかった龍の紋章を入れた衣服を作った罪で、琉球使臣の蔡エイが福州の刑部に捕らえられた。刑部は違法…

第3章「東アジア貿易圏の中の琉球」(1)

福州に行けるかどうかはちょっと微妙になってきました(泣)。でもいつかは行けると思うので引き続き勉強。・・・ところで! 福州の「福州琉球館」って今では跡形もなくなっていて住宅地になっている、って聞いてましたが、なんだか一部史跡が残っていて福州…

「受け皿」説への疑問

下に『琉球王国』の第二章をまとめてみたのですが。 ブログ主は歴史学をちゃんと学んだことがないのですが・・・どうもこのあたりちょっと納得できない部分があります。以下、あくまで素人考えでちょっと疑問と私見を。 まあ、特に資料的根拠もない単なる推…

第2章『明の成立と琉球王国の勃興』

以下、『琉球王国』の第2章をまとめてみます。1.海禁政策と朝貢体制 1368年、征服王朝である元を倒して洪武帝(朱元璋)が明王朝を樹立した。その頃、日本は南北朝の動乱によって混乱し、倭寇と呼ばれる海賊が壱岐・対馬・北九州を拠点に中国や朝鮮の沿岸…

第一章「グスクの時代」

中国にいる間に福建省の省都・福州に行ってみようと思っている。福州はかつて琉球王国の中国における拠点だった場所なので、一度は行ってみたいと思っていた。 とは言っても、私は実は中国と琉球の関係史をきちんと学んだことがない。いい機会だと思ってちょ…

雑感

しばらくは新ブログで遊ぶので、ここの更新は2〜3週間に一回くらいになると思います(や、今までもそんなペースでしたが) 中国にいれどもそう取り立てて書くこともない、もしくは書きたいことは相当書くのに時間がかかるがその時間がないですね。日本や沖…

「愛は贅沢品」

異色(?)抗日ドラマ「狙撃手」の監督である高希希が作品に込めた思い*1や批判に応えているのを見つけた。なかなか興味深いので重要な点を簡単に訳して紹介しときます。 ・・・私の訳、かなりあやしいですが・・・ほとんど直訳のくせに細かい点がうさんくさ…

中国ドラマ「狙撃手」がおもしろい

国慶節の余波でTVでは革命ドラマが山のように放送されているが、その中で一押しのドラマが、日中戦争を舞台にした「狙撃手」。・・・・・・日本で放送されることもないだろうと思うので、ここで紹介することに意味があるか謎だけど、以前、紹介すると書いた…

国慶メモ

国慶節の式典、生中継で全部見ましたが、一言で言えば「豪華絢爛」でしたね。 せっかくですので自分用メモのつもりで以下にまとめてみたいと思います。ただ、私の中国語リスニング能力はほぼ無い上に、メモしながら見たわけでもないので、細かいところでいろ…

お誕生日おめでとー

とりあえず、おめでとう、と言っておきます。 もう中国も60歳ですか、はわわー。 月日が立つのは早いですね〜、これからはガンや高血圧に気をつけてください。 私もお祝いを込めてケーキを食べたり、昼間から酒を飲んだりしています。 国慶節の式典の生中継…

すっかり紅く色づきました

いや、秋なのでもみじとかが紅葉したとかいう話ではなく。 一週間前から紅い中国風提灯と一緒に街灯などに中国の国旗である紅い五星紅旗が飾られてはいたのですが、国慶節を明後日に控え、もう街中さらに真っ赤かになりました。 私の住んでいる寮でも昨日か…

国慶節好

ちょっと再開します。 外国に行く、と前回書きましたが、実は今、中国にいます。 中国は今、国慶節、つまり建国記念日を10月1日に控え何かと盛り上がっています。 ・・・・・・まあ、庶民レヴェルで盛り上がっているか*1というとちょっと微妙なものがあり…

中国の図書館・書店で見る日中戦争研究の現状(1)

コミケのオマケ用無料配布本の用意も終わったーー。 いずれここで告知するかもしれません。以下、書けるところまで書いてみた。

私のために書いてくれたんですか?

叫んでばっかりですいません。 以下、痛い中国の話(でもないな)なので注意。ちなみに痛いのは中国ではなく、私です。 検索よけのため、人物名をひらがなで表記します。 (後で消すかもしれません)

中国・広州旅行レポート

せっかくなので中国・広州の旅行レポートでも。 歴史的な名所もいろいろ見てきましたが、とりあえず愛/国/教/育/基/地近現代関係を中心に。 以下、検索避けのため固有名詞の表記をわざとわかりづらくしていますが、ご了承ください。

暗黒大陸?

5月の半ば、中国に旅行行ってきました。主に広州*1をふらふらと。 *1:香港のわりと近くにある中国南部の大都市。